駒形大仏

  駒形大仏は、高さ2.36㍍の銅製 阿弥陀如来坐像。「長沼」のシンボルである。元禄16年(1703)の鋳造で、浅草の鋳物大工 橋本伊左衛門重弘の作。最初は、奥之院(元観音)近くの駒形千軒に安置されていたが、元文4年(1739)に駒形観音堂に移座された。江戸時代から、ずっと長沼新田や周辺地域の人たち、そして御成街道を行き交う旅人を見守り続けている。

 この地で生まれた人たちは、大仏とともに育ったといっても過言ではなく、慈悲深くやさしい顔立ちもあって、強い愛着を持っている。

 昭和49年(1974)には、千葉市指定文化財に指定された。